A社と循環取引が疑われた2社(ⅰ事案・ⅱ事案)に関係するA社対象者数名のPC、スマートフォン、メール(端末は計9台)を保全し、デジタルフォレンジックを実施。保全・復元されたデータの中から1次レビューまでを当社が実施した。
本件におけるKIBITは、①レビューターゲットの的確な絞り込み、②重要/関連ありドキュメントの早期発見に寄与した。
①対象は約420,000件であったが、検索・重複排除・Email Threading処理を行うことでレビューターゲットを約27,000件まで絞り込むことができた。
②1次レビュー対象の約27,000件に対し、KIBITによるスコア順の並び替えを実施。KIBITスコア順位付け後、ⅰ事案では6日間のレビュー日程に対しての1日目で重要/関連ありのドキュメントの全体の120%である約200件を検出(後のチェックにより重要/関連ありが減少したことから120%と表記)し、さらにⅱ事案でも6日間のレビュー日程に対しての1日目で重要/関連ありのドキュメントの全体の85%である約200件を検出した。これらのことから、重要/関連ありドキュメントの早期発見に寄与した。