インターフェース

「境界」や「接点」を示す言葉であり、ITの分野においては、主に「ハードウェア同士の接点、あるいは接点となる機器類やプログラム」を意味する。具体的には、コンピュータとその周辺機器など、ハードウェア間で通信を行う際に必要となる物理的な接続の形状や仕様を指す。

インターフェースは、その情報通信の方式によって2種類に分けることができ、データを1ビットずつ順に送信する「シリアルインターフェース」とデータを一度に複数ビット送信する「パラレルインターフェース」がある。

前者に該当する規格としては「SATA」(Serial Advanced Technology Attachment)や「IEEE 1394」等が、後者に該当する規格としては、「SCSI」(Small Computer System Interface)や「IDE」(Integrated Drive Electronics)、「ATA」(Advanced Technology Attachment)等が挙げられる。

インターフェースは、証拠保全におけるデータコピーの可否や速度を左右する、重要な留意事項の一つである。例えば、HDDから直接データをコピーする場合、インターフェースによって接続形式が異なることから、各規格に応じた接続ケーブルを事前に用意しておく必要がある。また、データコピーの速度はインターフェースによって左右されるため、各規格のデータの転送速度も把握しておくことが望ましい。

類義語

  • インターフェイス
  • インタフェイス
  • interface
  • ハードウェアインターフェース
  • ハードウェアインターフェイス
  • ハードウェアインタフェイス
  • hardware interface